ジオメトリのSimplify

個別に選択したサーフェスを複合化してトポロジを簡略化する作業は、手間と時間がかかることがあります。Simplify コマンドは、隣接エンティティ間の指定条件に基づいてサーフェスや曲線を自動的に複合化し、この作業を効率化します。図1に代表的な使用例(simplify volume 1 angle 15)を示します。

図1. Simplify コマンドの代表的な使用例

コマンド構文と各オプションの説明を以下に示します。

Simplify {Volume|Surface|Curve} <range> [Angle< value >] [Respect {Surface <id_range> | Curve <id_range> | Vertex <id_range>| Imprint | Fillet}] [Preview]

フィーチャ角

フィーチャ角は、共有曲線における隣接サーフェスの法線間の角度として定義されます。曲線上の各ファセット点で、それぞれのサーフェスの法線を計算します。いずれかの点で2本の法線間の角度が feature_angleを超える場合、そのサーフェスは複合化されません。すべての法線間角度が feature_angle未満であれば、2枚のサーフェスは 複合化されます (その他の指定条件も満たしている場合)。フィーチャ角は常に判定条件として使用され、角度を指定しない場合は15度に設定されます。

図2. フィーチャ角

曲線の自動複合化

Simplify コマンドでは、角度許容値を使用して曲線を自動的に複合化することもできます。曲線同士が複合化されるのは、このコマンドで明示的に指定した場合だけで、2枚のサーフェスが複合化された結果として曲線が自動的に複合化されるわけではありません。

頂点・曲線・サーフェスの保持

サーフェス、曲線、頂点を指定すると、それらのジオメトリフィーチャが自動的に複合化されないよう保持できます。図3にサーフェスを保持する例(simplify vol 1 angle 15 respect surf 289)を示します。

図3. サーフェスの保持

複雑なジオメトリでは、まず Simplify コマンドをプレビューし、保持する必要があるジオメトリを respect リストへ追加すると便利です。

インプリントの保持

インプリントによって作成された曲線は、Simplify コマンドで自動的に保持できます。図4に、フィレットが分割されたジオメトリの例を示します。

図4. インプリントジオメトリの保持

分割された曲線が Simplify コマンド(simplify vol 1 angle 40 respect imprint)によって保持されていることに注目してください。

その他のオプション

この preview オプションを使用すると、サーフェスを複合化せずに、どの曲線が保持されるかを確認できます。また、複数の respect 指定を連続して指定できます。例:

Simplify volume 1 angle 15 respect curve 1 respect imprint respect fillet preview