Mean Ratio

適用対象:三角形または四角形の Surface メッシュ、四面体または六面体の Volume メッシュ。混合要素メッシュには適用できません。

概要:内部メッシュ節点を移動し、メッシュの平均 Mean Ratio 指標値を最適化します。

構文:

Surface <surface_id_range> Smooth Scheme Mean Ratio [cpu <double=10>]

Volume <volume_id_range> Smooth Scheme Mean Ratio [cpu <double=10>]

解説:

CUBIT には、Argonne National Laboratory と Sandia National Laboratories のメッシュ最適化ツールキット MESQUITE が提供する Mean Ratio スムーザーが含まれています( Brewer, et al. 2003 に MESQUITE toolkit の詳細があります)。このスムーザーの目的は Condition Number スムーザーと似ています。ただし Mean Ratio スムーザーは二次最適化手法を使用するため、多くの場合 Condition Number スムーザーより短時間で準最適なメッシュに到達します。Mean Ratio スムーザーでは初期メッシュのもつれが解消されている必要がありますが、スムージングによって新たにもつれが生じないことが保証されています。もつれたメッシュに Mean Ratio スムーザーを適用した場合は、先に Untangler が先にメッシュのもつれ解消を試み、その後 Mean Ratio スムーザーを実行します。

Mean Ratio スムーザーの最適化処理は、次の3条件のいずれかを満たすと終了します。

  1. メッシュが最適なメッシュ構成に「十分近い」と判定された場合。
  2. 割り当てられた最大時間を超えた場合。
  3. ユーザーがスムージング処理を中断した場合。

ユーザーが制御できるのは条件2と条件3だけです。条件2では、準最適なメッシュに到達していなくても、既定では10分後にスムーザーを終了します。この時間上限は、上記コマンドの任意指定引数 "cpu" で変更できます。引数には、時間上限として使用する分単位の正の数値を1つ指定します。処理を早く終了したい場合は、条件3として処理を中断できます(環境によっては CTRL-C を使用します)。途中で終了した場合、メッシュは元の節点位置には戻らず、CUBIT は途中まで最適化されたメッシュを保持します。