ユーザーガイド
Coreform IGA for Abaqusにご関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
このガイドでは、埋め込み型アイソジオメトリック解析(immersed IGA)とは何か、Coreform IGAがAbaqusのワークフローにどのように統合されるか、製品のインストール、設定、使用方法を説明します。
このガイドの構成
まずはこちら
インストールと設定
Coreform IGA for Abaqusをダウンロードしてインストールし、Abaqus 2026 Hot Fix 5(HF5)を準備して、製品ライセンスを設定します。
埋め込みIGAの概要
トリムされたソリッド要素が、形状境界に適合しない背景離散化上でスプライン近似をどのように使用するかを説明します。
ワークフロー概要
モデル設定、メッシュ生成、Abaqusの実行、IGAユーザー要素、ポスト処理がどのように連携するかを確認します。
現在の対応機能と制約
現在対応しているAbaqusワークフローと、IGAユーザー要素に適用される制約を確認します。
Abaqus/CAEでCoreform IGAを使用する
Coreform IGA for Abaqusカスタムアプリケーションを起動し、Abaqus/CAEインターフェース内の各ツールの場所を確認します。
モードベース動解析
応答スペクトル法とランダム応答法により、Abaqus 周波数抽出からピーク応答と RMS 応答を推定します。
ロードマップ
今後のCoreform IGAリリースに関するCoreformの現行計画と優先事項を確認します。
リリースノート
Coreform IGA for Abaqusの各リリースに含まれる変更点を確認します。
スクリプティングガイド
スクリプトの実行方法と、Probe、Mesh、Job、および移植可能なCoreform仕様を一連のワークフローで使用する方法を説明します。
スクリプティングリファレンス
公開Python APIについて、正確なオブジェクトパス、シグネチャ、パラメータ、戻り値、属性、例外を確認します。
目的と対象読者
本マニュアルは、以下の目的と前提に基づいて作成されています。
目的 — 読者が以下を理解すること:
- アイソジオメトリック解析(IGA)とは何か。
- FEAと比較したIGAの利点と制約。
- Abaqus/CAE内でCoreform IGA for Abaqusを使用する方法。
前提:
- ユーザーはIGAを使用した経験がないこと。
- ユーザーはAbaqus/CAEの基本的な操作方法について、初歩的な実務知識を持っていること。
1 Coreform IGAはAbaqusにどのように統合されるか
Coreform IGA for Abaqusは、Abaqusユーザー要素を介して標準のAbaqusワークフローに直接統合されます。その構成を 図1に示します。形状、材料、境界条件などのモデル設定は、これまでどおりAbaqus/CAEで行います。そこから標準のAbaqus INPファイルとCoreform IGAメッシュの2つが生成され、これらを組み合わせてCoreform IGAユーザー要素(UELMAT)を定義します。
解析中は、Abaqus/StandardとCoreform IGAユーザー要素が各反復でデータを交換します。Abaqus/Standardは材料データをユーザー要素へ渡し、ユーザー要素は対応する要素剛性を返します。この密結合により、Abaqus/Standardはネイティブソルバーを使ってIGAメッシュ部品を含むモデルを解くことができ、Coreformがスプラインベースの要素挙動を提供します。
2 Coreform IGA for Abaqusが有効な場面
Coreform IGA for Abaqusは、物理モデルそのものよりも形状処理が解析のボトルネックになっている場合に特に有効です。多数のリブ、フィレット、ボルト接合、その他の細かな形状を含む部品からなるアセンブリ、薄肉部品や柔軟部品、複雑な鋳造品や3Dプリント部品などでは、良好なHexまたはTetメッシュの作成に時間がかかったり、そもそも作成できないことがあります。Coreform IGAは、形状を簡略化してメッシュ化した近似モデルではなくCADモデルを直接解析するため、このような部品で通常最も多くの解析者の時間を消費するモデル準備工程を削減できます。
これは、その形状に非線形材料挙動、大変形、接触、薄肉曲げなどの厳しい物理条件が加わり、粗いメッシュや形状簡略化が結果を損なう場合に特に重要です。航空宇宙、自動車、エレクトロニクス分野の解析者が初期ユーザーとなっているのは、こうした幾何学的複雑さと非線形解析要件を同時に持つ部品が多いためです。
同じくらい重要なのは、変わらない点です。解析は引き続きAbaqus/Standardで実行されるため、Coreform IGAを導入しても、新しいソルバーを学んだり既存手法を再検証したりする必要はありません。現在のボトルネックが解析計算そのものではなく、形状簡略化とメッシュ作成にあるチームにとって、ここがCoreform IGA for Abaqusの最も直接的な利点です。
3 テクニカルサポート
テクニカルサポートについては、原則としてすべての質問を Coreformフォーラム の Coreform IGA for Abaqusカテゴリへ投稿してください。機密性のあるプロジェクトに関する質問は、担当のCoreform窓口へメールでお問い合わせください。